理事長所信

2022年度 一般社団法人稚内青年会議所
第68代理事長 小寺 亘
 

【はじめに】
私は稚内で生まれ育ち暮らしてきた。しかし、青年会議所の名前は知っていたがどのような事をしている団体かは分からずに暮らしてきた。仕事を通じ繋がりが出来た事をきっかけに入会させていただき今に至る。入会し活動していく中でたくさんの仲間に出会いひとの繋がりの大切さ、運動や活動の意義や青年会議所がまちにとって大切な団体と知った。
稚内青年会議所は「明るい豊かな社会」の実現のために挑戦し、持続可能なまちづくのために運動を行っている。新型コロナウイルスの猛威によって日本をはじめ世界中が脅かされており、現在も未だ終息の目処は立っていない。世の中が目まぐるしく変化している今、我々青年会議所もまた、その変化と共に変革が必要と考える。次代を考え、まちを想い、今我々は何をすべきか。未だ先の見えない未来に向かい活動するには、より深く考え、「今出来る事を全力でやる」その情熱をもち、我々が軸となり行動を起こし発信していかなければまちの活性はしない。青年会議所は40歳までと時間に限りがある。年々会員数の減少が続き、入会年数が浅い人が多くなりつつある中で歴の長さも大事ではあるが、情熱をもち失敗を恐れず挑戦し行動する事が大切な事であり、今後共に歩む仲間にその情熱を伝える事で、一人でも多くの仲間が増えると確信する。そのためには、我々が誇りと情熱を持ち、楽しんで活動をする事でひとを想い、まちを想い、常に基柱となる人材でなければならない。例えすぐには結果が出なくても挑戦し活動しなければ共感してくれる人はいない。基本理念や先輩諸氏の紡いできた想いを絶やさず、一人ひとりが意識改革する事で、その時代に合わせた組織へと変わり、持続可能な稚内青年会議所へと成長できると確信する。
 
【次代のリーダーへと成長する為のひとづくり】
青年会議所には「修練・奉仕・友情」の三つの信条があり、青年会議所の運動や活動の目的や必要性などを理解し、失敗を恐れることなく挑戦しなければならない。最初から完璧にできる人間はいない。どんなひとでもひとりでは何も出来ない。人はひとから学び、背中を見て、そして語り成長を続ける。得意を伸ばし、不得意を克服することのスキルアップをするだけではなく会員としての自覚と振る舞い方もまたひとを育てる重要な事だと学んだ。我々は常に青年達の手本でなくてはならない。これは新入会員だけではなく、現役メンバーにおいても同じである。なぜ成長し続けなければならないのか。それはただ運動や活動をするだけではなく次代のリーダーとして我々が率先して行動していくためで、我々が背中を見せ手本となる意識改革が必要である。ひとは一から学び成長するとともに、会社や組織も理念を変える事なく活かし、その時代に合う手法を加え変革の起点となり行動する事で相乗効果が生まれ持続可能な組織になり、ひとは情熱をもち遣り甲斐を感じ、失敗を恐れず果敢に挑戦できる人材となる。そのためにJAYCEEとして、そして地域を担うリーダーとしての成長をしていきたい。
 
【雪まつりこそ笑顔の原点】
近年大人はもとより子供たちもスマートフォンやタブレットを使い家の中で過ごす事が多くなっている。私が子供の頃は家の中にいる事が少なく、暗くなるまで外で遊び、雪が積もるとウインタースポーツなどをして外で遊ぶ事が一番楽しかった記憶がある。冬が訪れ雪が積もると、冬季事業が開催される。新型コロナウイルスの影響で従来通りの開催は難しいが、子供たちが冬を楽しみ外で遊ぶ事の楽しさを知り、大人になっても記憶に残る雪まつりができる。そして子供だけでなく、大人にも子供たちと同じように雪まつりを楽しんでもらいたい。大人も楽しみ笑顔が溢れる事で、子供たちも笑顔になり楽しかった事が思い出となり冬を満喫することで、郷土愛を育くむことができる。
 
【踊り練り歩き伝える祭り】
我々が参画する「北門神社例大祭」。他団体や市民、稚内の発展を願い皆で神輿を担ぎ、まちを盛り上げ練り歩く。我々も毎年参加する「稚内みなと南極まつり」。稚内みなと南極まつりでは会員同士息を合わせた最高のパフォーマンスをする事で会場を盛り上げ市民の皆様に楽しんでいただく事でまちの発展に貢献しまちに感謝を伝えたい。
 
【夢があるまちの青少年育成】
子供たちに夢、そしてまちの未来を想い伝えたい青少年育成は子供たちに夢を持たせ、未来の自分への可能性を引き出し、子供の頃に学び体験することで夢が大きくなり視野も広がる。そして夢を叶える為の一助として、たくさんの子供たちに色々な職業体験をしていただき、稚内にもたくさんの仕事がある事、夢を叶える事が出来る事を伝えたい。開催を重ね、稚内に根づく各企業が参加し、開催する事で子供たちの夢を叶える為には必要な事業である。この事業を継続し発展させるには事業を見直し、検証を行う事で更に進化し、また新しい青少年育成事業へと生まれ変わる。企業の皆様と連携し青少年育成事業を各企業の皆様と共に開催したい。
 
【会員拡大は自分の意識改革から始まる】
近年、人口減少とともに青年会議所の会員数も減少が続いている。減少の理由も様々ある中で絶対の理由はない。このままの状況が続き会員数の減少が続けば組織の存続はもちろん、運動や活動も難しくなる。持続可能なまちの発展の為には、今後他団体との連携も大事ではあるが、「なぜ会員拡大し会員を増やさなければならないのか」を考え見つめ直し、稚内にもたくさんの青年がいる事を会員同士が共有をする事で拡大の幅を広げられる。一人ひとりが拡大に対する意識づくりや手法を学び、そしてまちの発展や地域を担うリーダーとして、情熱を持ち、我々が稚内青年会議所メンバーである事に誇りを持たなければ想いを伝える事ができない。身近な人や企業だけではなく、稚内に住む青年個人にも目を向け、我々の情熱に賛同してくれる次代を共に歩む仲間を作り、稚内の発展ひいては稚内青年会議所の発展に注力していきたい。今後の青年会議所の衰退は、まちの衰退に繋がると確信する。盛り上げ発展する為には、会員数30名を目指し会員拡大にメンバー一同で取り組む。
 
【距離を超えた市民とつくる地域交流】
本年は稚内市と石垣市との友好都市締結35周年を迎える。また稚内青年会議所も八重山青年会議所と姉妹JCとして交友がある。この記念すべき年に両市と両青年会議所で互いに連携を取り合い、互いの交友関係をこの先も続ける為に、更にはその交友関係をより強固なものにし、北と南の距離を超え、人と人との繋がりがあるからこそ、また新しいヒントを得る交流ができ次代へと続く互いのまちの活性と発展のための交流となる。まちになにが必要か。何が足りないか。なにを求められているのかを知る事もまた今後の活動の糧となる手法と考える。それは単にまちの声を聞き実行するのではなく、その声を我々がまちのために考え、青年会議所だからできる「市民目線のまちづくり」これが地域交流につながり、新しい発見を互いのまちの市民と一体となり行いたい。我々と市民そして他団体と連携し地域交流を盛り上げる事で地域活性に繋がる。
 
【総務活動と稚内青年会議所の情報発信】
総務がある事で内部の要として日々動き会議等の準備、資料作成や管理など、表面には見えないが我々には欠かすことができないのが総務である。事務局や各委員会と連携をとり横の繋がりを強くする事で円滑な活動ができる。そして、ホームページ・フェイスブック等、様々なツールを利用した広報活動を行うことで我々稚内青年会議所の運動や活動を広く知ってもらい稚内に必要不可欠な団体と伝えたい。ただ周知するだけではなく閲覧回数等にも目を向け広報の検証を行うことで更に広く活動を知ってもらうことができる。総務活動が今後のLOM運営に繋がり、より強固な組織になると確信する。
 
【結びに】
青年会議所は「明るい豊かな社会」を実現するために運動や活動をしている。どんな運動や活動にもそれを実現し開催するまでには見えない時間があり、その構築している時間が評価される事はない。しかしその見えない時間こそが自分にとっても、仲間にとっても、成長に繋がり仲間意識や連帯感を生み出す。私はその時間がまちを想い、ひとを想い、情熱があるからこそできると考える。失敗を恐れるのではなく失敗してこそ成功があり、未来に繋がると私は思う。そしてその情熱は次代の青年たちに繋いでいかなければいけない。日々変化する中、歩みを止める事なく我々は常に軸となり、「今自分達に何が出来るのか」を追求し失敗を恐れず今出来る事を全力で挑戦し行動していく。それは次代の稚内のためである。